あなたは愛猫に、どのようにして餌を与えていますか?
決まった時間に与えている人もいれば、猫がいつでも食事が出来るように置き餌をしている人もいると思います。
今回は猫の餌の与え方の1つである「置き餌」について紹介したいと思います。
Contents
猫の食事は決まった時間に与えた方が良い?それとも置き餌?
猫の餌は決まった時間に与えるべきなのか、それとも置き餌にして好きな時間に食べられるようにするべきなのか。
餌の与え方を猫ちゃんの性格によって変える飼い主さんも多いようです。
家を空ける時間が長い飼い主さんや、猫ちゃんが気まぐれでご飯を食べるペースも遅い場合には置き餌にする人も多いようですね。
実際にどんな与え方が良いのか、しっかりと考えたことってありますか?
絶対に置き餌がNGなわけではないが、しつけ面に関しては置き餌はしない方が良い
結論から言うと、置き餌は決してNGではありません。
猫ちゃんの性格に合っており、しっかりとご飯を食べてくれるのであれば問題ありません。
しかし、猫ちゃんにしつけをしている時期であったり、ご飯をしっかりと食べてくれないのであれば置き餌は控えた方が良いでしょう。
常に置き餌をしていると猫ちゃんは「いつでもご飯を食べることが出来る」と考え、飼い主が餌を与えているという感覚を覚えません。
時間を決めて猫ちゃんに餌を与えると「この時間になると飼い主さんが餌を出してくれる」と理解し、飼い主さんがいるから餌が出てくると考えます。
猫ちゃんだけでなく生き物全般に言える事ですが、食事を摂らないと栄養不足で死んでしまいます。
飼い主と餌の関係性を理解させることで、猫よりも人間の方が上だと理解させることが出来、しつけの成功率に繋がるのです。
衛生面を気にするのであれば、置き餌は控えた方が良い
置き餌には、どんな時間にも餌を食べてもらえるというメリットがありますが、衛生面を考えるとデメリットが多いように感じます。
【こんな衛生面のデメリットが】
- 猫ちゃんの唾液に雑菌が繁殖する
- 餌が痛んでしまう
- 害虫が湧く原因になる
まず、猫ちゃんの唾液に雑菌が繁殖することが衛生面のデメリットの1つです。
10分や20分程度では、健康に被害が出るほどの繁殖はしないと思いますが、長時間放置されると餌を変えた方が良いかもしれません。
ドライフードは水分が少ない為、長時間放置してもなかなか痛みませんがウェットフードの痛むスピードはとても速いです。
(ウェットフードは痛みやすいので、密封されてから販売されています。)
そして、栄養たっぷりの食事が放置されている所にはGと名の付く害虫が出没する可能性があります。
出没するだけならまだしも、猫ちゃんが捕食してしまうと感染症の危機に晒される可能性もあるのです。
置き餌は衛生面を考えると避けるべき食事の与え方だという事を覚えて下さい。
決まった時間に餌を与える方法
置き餌が不衛生なら、決まった時間に餌を与えたいという方に向けて、猫ちゃんに慣れさせる方法を紹介したいと思います。
方法は非常に簡単、以下の手順に従ってみてください。
- 毎日決まった時間に餌を与える
- 完食、未完食関係なく30分後に片付ける
この手順を踏まえて餌を与えるだけで、猫ちゃんは「時間が経つと片付けられる」と理解します。
餌が与えられた時に食べなければいけないと覚えさせることで、自然と決まった時間に食事することを覚えます。
猫は気まぐれな生き物なので、時には食事を摂らないことがりますが1日や2日程度であれば絶食も問題ありません。
3日以上の絶食が続く場合には、体に異常をきたしている可能性がある為、動物病院を受診することをオススメします。
決まった時間に食事を与えることは、猫ちゃんの体調不良の早期発見に繋がります。
置き餌をしなければいけない環境ならば、自動餌やり機を使おう
決まった時間にご飯を与えたいけど、一人暮らしだから決まった時間にご飯を与えることが出来ないという人には「自動餌やり機」を購入することをオススメします。
最初は猫ちゃんも戸惑うかもしれませんが、土日などの飼い主さんが一緒に居る時間帯に餌やり機を使えば慣れてもらえます。
