今回は犬と猫に与える餌の量についての紹介をさせて頂きます。
特に考えもせずに適当な量の餌を与えてしまうと
犬や猫の健康に大きな損害を与えてしまいます。
日々の食事は犬や猫にとって健康の土台のようなもの。
あなたが適当に食事の量を決めていると大切なペットの寿命を
縮めてしまうかもしれません。
しっかりとペットの為に食事の量を考えられるように
この記事で餌の量の適正について学んでください!
Contents
犬と猫に必要な栄養素とは
まずは犬に必要な栄養素について紹介させて頂きます。
犬と猫が生きるために必要としている栄養素は以下の通りです。
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- カルシウム
- ミネラル
- 水分
基本的にどちらも人間と変わらない栄養素を
生命活動を維持するために使っています。
必要な栄養素はほとんど同じでも
1日に必要としている量が犬と猫でそれぞれ違い
体格などの大きさによってもご飯の適量が変わってくるので
犬と猫、別々に紹介させて頂きます!
犬が1日に必要としているカロリー
犬は1日にどれだけのカロリーを必要としているのでしょうか。
犬の体重によって1日に必要としているカロリーは違ってくる為
あなたの犬が1日に必要としているカロリーの計算法を紹介させて頂きます。
(体重×30+70)×係数=カロリー
係数とは犬の健康状態の数字です。
- 生後4か月たっていない犬の係数:3
- 生後4か月以上1年未満の犬:2
- 避妊・去勢していない犬:1.8(太り気味の場合は0.4数字を引く)
- 避妊・去勢している犬:1.6(太り気味の場合は0.4数字を引く)
あなたの犬に当てはまる係数を数式に当てはめることで
あなたの犬が1日に必要としているカロリーがわかります。
例えば体重が5キロの去勢済みの犬であれば
(5×30+70)×1.6なので計算すると1日に必要なカロリーは352kcalになります。
あなたの犬のカロリーもこの計算式で計算してみましょう。
猫が1日に必要としているカロリー
続いて犬と同じように猫が1日に必要としているカロリーの計算法も
紹介させて頂きます。
猫が1日に必要なカロリーの計算式はこうなっています。
猫の体重×80kcal=1日に必要なカロリー
犬の計算式と比べて単純ですね。
成猫になる前の子猫だと成長期なので必要とするカロリーも増えます。
その場合には計算式の80kcalの所を以下の数値に変更してください。
- 生後10週まで:250kcal
- 生後20週まで:130kcal
- 生後30週まで:100kcal
例えば生後27週の体重3キロの猫の1日に必要なカロリーは
3キロ×100kcal=300kcalです。
簡単な計算式なので誰でも簡単に1日のカロリーを計算することが出来ます。
犬に与える1日の餌の量
犬が1日に必要としているカロリーを計算することが出来たと思うので
そのカロリーを使ってドッグフードの量を計算してみましょう。
しっかりと計算することで犬の健康面を良い方向へサポートすることが出来ます。
餌の与える量を計算する
まずはドッグフードの裏面に記載されている
100gあたりのカロリーを確認します。
100gあたりのカロリー÷100をすることで1gあたりのカロリーを
計算することが出来ます。
1gあたりのカロリーを計算することが出来たら
先ほど計算した1日に必要なカロリーを1gあたりのカロリーで割ると
1日のドッグフードの量を計算することが出来ます。
【例】
体重が5キロの去勢済みの犬
ドッグフードのカロリーは100gあたり330kcal
(5×30+70)×1.6=352kcal (1日に必要なカロリー)
330kcal÷100=3.3kcal(1gあたりのカロリー)
352kcal÷3.3kcal=106.7(1日の餌の適量)
つまり1日に106グラムほどの餌の量が適切という事になります。
あなたの犬の餌の量も同じように計算してみましょう!
猫に与える1日の餌の量
猫が1日に必要としているカロリーを計算することが出来たと思うので
そのカロリーを使ってキャットフードの量を計算してみましょう。
餌の与える量を計算する
まずはキャットフードに記載されている100gあたりのカロリーを確認します。
1gあたりのカロリーを求める必要があるのでカロリーを100で割りましょう。
100gあたり370kcalのキャットフードの場合
370kcal÷100g=3.7
1gあたり3.7kcalという事ですね。
先ほど紹介した猫が1日に必要としているカロリーを使って
1日の餌の量を計算してみましょう。
【例】
生後14週の子猫 体重1.7kg
キャットフードのカロリーは100gあたり350kcal
1.7x130kcal=221kcal(1日に必要なカロリー)
350kcal÷100g=3.5kcal(1gあたりのカロリー)
221kcal÷3.5kcal=63.1g(1日あたりの餌の適量)
1日当たり63gが適量ということがわかりました。
まとめ
犬も猫もしっかりとした適量のご飯を与えることで
肥満や栄養不足を防ぐことができ寿命を伸ばすきっかけになります。
計算法も簡単なので面倒くさがらずに適量を計算しペットに与えることで
健康面のサポートが出来ます。
こちらの記事では品質の高いドッグフードを選ぶための見極め方について紹介しています。
品質の良いご飯を与えることでペットの体調が良くなり
寿命が伸びることにも繋がりますよ!